フェーズ2 病院からの景色

ChestSurgeon

2020年12月19日 08:05


どんよりした曇り空ですが、雪もひと段落して落ち着きました。
今回の雪で驚かされたのは、高山の除雪能力の高さです。市民の方もふつーに皆さん綺麗に雪をかき出してます。やり方も洗練されてます。
ご覧のように、病院の駐車場もきれーに除雪されました。結構な量が降ったと思いますが、朝早くから除雪作業を行なって、患者さん用の駐車場もしっかり除雪されてました。2日目ともなれば、歩道までしっかり除雪されてます。
この他、市街地の道路もあらかた綺麗に除雪されており、一部橋の上などはガタガタしてますが、ほとんどがスムーズに走れるようになってます。
これって、何気に凄いことで、同じくらいの雪が金沢で降った時は、デコボコ道だらけで、地獄絵図のような渋滞となり、かなり危険だったと思います。除雪車の数、運用法の効率がおそらく完成されているのではないでしょうか。
何センチの降雪でカオスになるのかは、いつか見てみたい気もしますね。

 ところで、当院では新型コロナの影響で当科の年末の予定手術を全て中止にいたしました。新型コロナ患者数増加により、病院の体制がフェーズ2に移行したためです。この流行状況では、患者さんの安全のために手術の制限は、やむを得ません。(以前にも書きましたが、新型コロナ感染者の肺癌手術はかなりリスクが高いとされてます。)
恐れていたことが現実になってしまい、治療を予定していた患者さんには、大変申し訳ありません。飛騨地域での初の新型コロナによる犠牲者も出てしまいました。高齢化率が33%と高い地域であり、単純に地域別の死亡率は、高くなると断言できます。当院のマンパワーも豊富とはとても言えません。帰省の人たちが帰ってきた後の正月明けでどうなるのか?皆さま、帰られる家族の帰省前の自粛生活にご協力をお願いします。
なんとか年明けからの手術治療の再開ができると良いのですが、これも当地域での流行状況次第ではないかと思います。
補足です。
当科の通常診療、入院治療は行ってます。病院全体のことは、すいませんが、コメントできません。ご了承ください。

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