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ブタよブタよ!ブタさんよー!

2023年08月28日

土曜日に、当院の研修医、若手外科医と共に、摘出ブタ肺を利用した、肺葉切除トレーニングを実施しました。その名も
「飛騨 呼吸器サージカルセミナー」!
朝の10時から、夕方まで、摘出された子豚の心臓.肺を肺がんの術式に沿って切除するトレーニングに明け暮れました。
ええ、とっても疲れましたよ。でもね、若手のまだまだ修練中の医師が患者さんの肺血管を触ることはできませんので、こうしてトレーニングに日夜励まなくてはならないのです。
トレーニングには、臓器などを使わないドライラボから、このように摘出された動物の臓器を使ったウェットラボ、そして実際に生きている動物の臓器を摘出する、アニマルラボなどがあります。これら様々なトレーニングを行い、最終的な患者の手術を実際に執刀することになります。
明らかにトレーニング不足の場合には、すぐに執刀は中止し、執刀医交代になります。
当院ではまだ小生以外は、肺の解剖学的な切除手術(肺葉切除など)を、していただいてませんが、いずれ若手の先生にも、してもらう日が来るかもしれません。それまでに深い修練としつこい学習の日々が続きます。

  
Posted by ChestSurgeon  at 21:55Comments(0)肺癌治療

飛騨呼吸器センター 発進!

2023年07月18日


久美愛病院の呼吸器外科・呼吸器内科をチームとして動く 飛騨呼吸器センターを開設しました。
これまでコロナ病棟だった当院の5階北病棟を、呼吸器全般を扱う呼吸器センターとして、設置されました。肺炎など呼吸器感染症、肺癌薬物療法、びまん性肺疾患などを主に取り扱います。肺の手術患者さんはこれまで通り、5階南病棟での入院となります。
まずはこの4人でこの病棟を盛り上げていきたいです。
ちなみにこの木のサインボードは、Fab cafe HIDAさんでレーザーカッターで作成してもらいました。飛騨らしくて素敵です。  
Posted by ChestSurgeon  at 20:56Comments(0)肺癌治療

学会施設認定、ゲットだぜ!

2023年04月28日

認定証ドヤ顔です。
昨年秋に申請してあった、呼吸器外科専門医研修(連携)施設認定証書が最近ようやく送られてきました。
この認定施設になることで、これから専門医を目指す外科医が経験した症例が、呼吸器外科専門医申請に際して、手術経験症例として提出ができると言うわけであります。
何が言いたいかと言うと、とにかく若手の呼吸器外科医の教育施設として認められました、というわけです。ですので、呼吸器外科専門医をまだ持っていないけど、将来呼吸器外科専門医をまったり目指したいと言う、(特に飛騨出身の)そこのあなた!ぜひ一緒に飛騨高山の為に働いてみませんか?我々はいつでもお待ちしております。
飛騨地域唯一の呼吸器外科を開設してはや3年。嬉しい…。こんなドヤ顔になってしまうわけですよ。
ちなみに左後ろに貼ってあるのは、今年の呼吸器外科学会総会のポスターです。今年は何と新潟開催…。高山からどうやって行こうか…。電車、自動車、飛行機などなど。移動が大変です。まだ演題採択されてませんが、臨床研究やったし、もう行く気満々です。  
Posted by ChestSurgeon  at 20:24Comments(0)肺癌治療

新年会、うぇーい!

2023年01月28日

寒いですね。古川は吹雪いてましたね。
吹雪は珍しいそうですね、飛騨では。
なぜかそんな悪天候の中、飛騨地域の肺癌治療チームでの合同新年会を執り行いました!呼吸器内科医。呼吸器外科医。そして放射線治療医も。今はこんなにいるんですねえ。場所は山越楼です。うーん。シックな料亭で美味しいお食事。うぇーい。4月はまた新しい呼吸器内科医志望の後期研修医も,やってきますし、今年もウェイウェイ肺癌治療に気合が入るというものです。
これからはオール飛騨での肺癌治療ですよ!
ワハハハハハハハー!
ちなみに、小生は実は禁酒継続中ですので、ノンアルコールビールしか飲みませんでした。でも、なんだかほろ酔い気分でしたね。帰りもすごい雪で、冷たいけど気持ちのいい新年会でした。  
Posted by ChestSurgeon  at 22:00Comments(0)肺癌治療

今年も紅葉は、向こうからやって来る。

2021年11月14日

写真は、城山公園です。
肺癌の術後の患者さんに、今が見頃ですよ、と教えていただき、日曜日に見に行きました。紅葉のトンネルでした。美しい。
飛騨では紅葉は遠くの山に見に行かなくても、向こうからやって来ると、去年教えてもらいましたが、まちなかで美しい紅葉が堪能出来るとは!ありがたいことでございます。
患者さんは、ここの遊歩道を一周するらしいんですが、結構な距離と高低差がありますね。肺葉切除後でここを一周するとは…。
うーん、すごいです。術後3ヶ月で肺機能がある程度戻りますが、ここを一周出来るとは、結構な心肺機能でございます。アタマが下がります。  
Posted by ChestSurgeon  at 20:46Comments(0)肺癌治療

再考:コロナ流行中での肺がん治療は、どうする?

2021年08月24日


 写真は改装した自宅の土蔵のキャットウォークとそこで遊んでる猫たちです。
わざわざ梁をキャットウォークにしたのに、遊んでくれなかったらどうしようとヤキモキしましたが、何とか気に入ってくれたみたいで何よりでした。
 さて、新型コロナ患者の新規感染者が出続けている毎日ですが、今のところ、当院の新型コロナ病床の稼働は約半数程度と第4波と比べると落ち着いています。5月の時点では、なかなか宿泊療養施設の開所が始まらなかったことや、隣の日赤病院のコロナ病床が工事中であったため、飛騨全体でも60~70床程度しか受け入れ容量がなかったことが影響していました。第5波では、早々と宿泊療養施設が開所しており、日赤のコロナ病棟も工事が終了していますので、飛騨全体では130床程度の患者さんの受け入れ余力がある(のかなぁ)のが、大きいですね。5月の時点だったら今頃すでに満床となってたはずですが、みんなで受け入れれば余裕があるというものです。
 しかし、この流行状況では、肺がんの手術については、現時点ではなるべく絞らざるを得ません。これは、肺癌手術の周術期に感染した患者さんの死亡率が高いと報告されているためです。術後に退院してうちに帰ったら、家族が感染していて濃厚接触者になってしまうようなことも、起こりえると思います。
 このため、ステージIの早期肺がんでは、できたら1か月程度は延期するようにしています。確定診断が、まだ得られていない患者さんでは、この限りではありませんが・・・。ステージII以上であれば、化学療法を行い、手術を延期していく方針としています。ただし、ケースバイケースですので、それぞれ患者さんの状況に応じて、手術を行っていくことも選択肢としています。すでに65歳以上の患者さんではワクチンの接種済みの方も多いのですが、まだ未接種の方の場合は、かなりリスクも高いため、入院時と手術直前にRT-PCR検査を行っています。
 まだ、コロナベッドに余裕のある状況が続いていますが、一日10人以上の患者さんの発生が続けば、10日ほどで、自宅待機が発生する恐れがあります。自宅待機患者の発生については、避けたいものです。皆さんも「ご用心、ご用心(by 一休宗純)」です。
  
Posted by ChestSurgeon  at 21:00Comments(0)肺癌治療

ひだっちブログといえば

2021年06月15日

朴葉寿司 ですかね。
みんなアップしてらっしゃいますもんね。
当家は、今年は、いいあんばいでできました。
美味しいですよね。
スーパーで、でっかい葉っぱが、食料品コーナーに置いてあるのは、飛騨ならではです。
朴葉で包んだおにぎりも美味しいらしいので、一度試してみたいと思います。

あ、あと。少し告知を。
高山市図書館でやる予定だった、みんなの健康講座、「飛騨における新型コロナと肺癌治療」は、
延期になりました。
対面の講演はちょっとまだこの時期にはだめかなと。地域の緊急アナウンスもあり、かなり患者さんも減っては来てますが、まだ病気に苦しんでる方達は、少なくありません。
録画して、後日テレビ放送も提案されたんですけど、多分その頃には第5波が来てるでしょうから、話した内容の鮮度も落ちます。延期にしておきました。
かなり当院における新型コロナ診療のデータ整理が進んでたので、残念です。いずれ溜まったデータなどや今後の考え方なども、今後、この場でお伝えできればと思います。  
Posted by ChestSurgeon  at 21:04Comments(0)肺癌治療

オペ室も、サイバーパンクやぞ!

2021年02月16日

手術中に、サングラスなんかして、何カッコつけとるんじゃ!
とか、怒られそうな写真ですが、3Dの眼鏡かけて立体視映像で手術してるんです。ちなみに、写真はお腹の手術してる先生たちを写真に撮らせてもらいました。カッコいいですね!
3Dカメラでの内視鏡手術システム自体は10年くらい昔からあって、導入してる施設もあるにはあったんですが、3D酔い、画質などの問題があり、あんまり普及してません。
今回、3Dシステムが良くなりましたよ、ということで、デモのカメラをお借りして、ためしました。で、実際、どうだったかというと、ビミョーでした。だって、ずっとかけてると疲れるんです。あと、解像度が2Dと比べると少し落ちるんです。もっと高いシステムならいいかもしれないけど。画面のフレッシュレートとかも関係してる気がします。
アバターとか、マッドマックスとか映画館で3Dで見たことありますけど、2時間くらいかけてるとまあ、疲れますです。
で、3Dカメラ手術の論文ですけど、
https://academic.oup.com/icvts/article/25/6/862/4055947
中国からの、レビューなんですが、肺癌の手術で使うと、手術時間が短くなるとか、出血少ないなど、いいことは、いろいろ書かれてます。
疲れるとか、めまいとか、はっきり言って、術者の主観なんで、それは、科学的には書かれてないと。
個人的には、1つの小さい傷で手術する、単孔式胸腔鏡手術Uniport VATSならば、奥行き感がわかりやすくて安全かもなあとは思いましたが、毎回はしんどいなあと、思いました。もう少し使ってみて、なれそうならば、病院に買ってもらおうかと思いますが、「もう少しいいのが出てからにしょうね」と、ファミコンをお母さんに、ねだった時みたいになだめられるような気がします。
なにしろ、おウチが建つレベルのお値打ち品なのでwww。
それでもまあ、昔に比べれば、安くなった方かな?
CTの機械とかに比べれば、1/10以下なんでないかな?  
Posted by ChestSurgeon  at 17:23Comments(0)肺癌治療

肺がんの手術、延期してもええんか?

2020年12月23日


写真は我が家の家族です。タイトル通り、怖い顔です。甘えん坊で狂暴。なでてほしがるくせに、さわりかたが気に入らないときは、容赦なくそのアイアンクローで小生の腕を引き裂こうとしています。お腹だして、横になるなら、犬ならば触ってあげないといけませんが、猫はそうではないようです。
おかげで、いつも傷だらけ♪ 手術まえの手を洗う時に、結構しみます、アルコールとかすごくしみます。
でも、くぅあわいぃ からOK!

で、先日から、当科の手術を止めてしまっています。手術になりそうな人も、なるべくオペしない方法での治療を検討しなくてはなりません。
オペもないならきっと、暇になったように思われていると思いますが(特に当院の職員のみなさん、「あいつ暇なくせに、なかなか回ってこんな―」って思ってるでしょ)、しかし、なかなかどうして、手術記録を整理したり、紹介元の先生へ連絡したり、患者さんに連絡したり、紹介先の病院に連絡したり、紹介状作ったり、データベースを整理したりと、めちゃくちゃ忙しいです。師走ですね。 
しかし、なによりも、
「手術を延期するならば、その間にがんは進行しないの?大丈夫なのか・・・?」
この疑問に対する答えを急いで出さないと、いけません。新型コロナで手術延期なんて、外科医人生で経験あるわけないので、調べる必要があります。
新型コロナの影響による手術の延期は、飛騨の話にとどまらず、世界中の外科医が困っているようです。
まずは、イングランドからの報告
https://www.annalsofoncology.org/article/S0923-7534(20)39825-2/fulltext

すごく詳細です。詳細すぎて、読むのに時間がかかります。
ざっくりと要約すると、
「3か月とか6か月も手術延期すると、確実にがん患者の寿命はちぢまるよ!」
まぁ、そりゃそうだよなと思います。
小生の臨床的な印象でも、だいたいそんなもんかなと思います。
3か月の手術延期で、イングランド全体で4700人の死亡超過が発生したとされています。
パンデミックの最たる地域であり(ヨーロッパ全体が)、そういう地域では、オペが3か月延期されることも珍しくないでしょう。いかに我々日本人が、恵まれているかを痛感します。ヨーロッパではやはり、かなり深刻な健康被害ととらえられているようで、すごいビッグデータをこの短時間にまとめられた、著者たちの努力は素晴らしいと思いました。データの比較方法は若干疑問はあるんですが、スピードが大事なんでしょうね。

3か月の延期はありえないとして、じゃぁ、何日くらいの延期ならば、許されるのか?
アメリカからの報告です。
https://journals.lww.com/annalsofsurgery/Citation/9000/Are_We_Harming_Cancer_Patients_by_Delaying_Their.94473.aspx

ちなみにタイトルは、
「Are We Harming Cancer Patients by Delaying Their Cancer Surgery During the COVID-19 Pandemic?」
「俺たち、がんの手術をおくらせることで、患者さんに害を与えているんじゃないか?新型コロナの流行とはいえ。」

タイトルがすごい論文なので、検索ですぐ目につきました。やはりタイトルは重要ですね(小生もブログのタイトルも常に考えています)。

アメリカ全体の臨床データ(National Clinical Database:NCD 日本にもありますね!)から、膨大なデータを抽出して、各種がんの診断時から手術されるまでの期間(待機日数とします)が、患者さんの予後と関係するか?を調べています。
ただし、データは新型コロナ流行前のものです。
これによると、例えば肺がんは、通常の手術待機日数は28日(ちなみに当院でもそれくらいです)。これにさらに14日くらいまでの待機日数ならば予後を悪化させない。すなわち、6週間くらいが、安全な待機日数だよとなっています。術前に化学療法を行った場合(術前補助化学療法といいます)、20週程度まで待機日数が伸びても大丈夫なようです。

すなわち、「診断から、2カ月以上、手術実施までにひにちがかかるならば、化学療法などでなんとか手術のタイミングを後ろにずらしましょう」 と、読み替えています。こういう場合、どういう薬を使うか?や、放射線治療も併用するか?については、また、調べる必要がありますが、最も患者さんにダメージが少なく、効果が強いものを選ぶのがセオリーかなと思ってます。

そういうわけで、当院で、いつになったら手術が再開できるのか?まったくわかりませんが、この方針を当科もとることとしました。

今回は、硬い内容ですいませんが、猫でも見て、なごんでください。
  
Posted by ChestSurgeon  at 18:50Comments(0)肺癌治療

フェーズ2 病院からの景色

2020年12月19日

どんよりした曇り空ですが、雪もひと段落して落ち着きました。
今回の雪で驚かされたのは、高山の除雪能力の高さです。市民の方もふつーに皆さん綺麗に雪をかき出してます。やり方も洗練されてます。
ご覧のように、病院の駐車場もきれーに除雪されました。結構な量が降ったと思いますが、朝早くから除雪作業を行なって、患者さん用の駐車場もしっかり除雪されてました。2日目ともなれば、歩道までしっかり除雪されてます。
この他、市街地の道路もあらかた綺麗に除雪されており、一部橋の上などはガタガタしてますが、ほとんどがスムーズに走れるようになってます。
これって、何気に凄いことで、同じくらいの雪が金沢で降った時は、デコボコ道だらけで、地獄絵図のような渋滞となり、かなり危険だったと思います。除雪車の数、運用法の効率がおそらく完成されているのではないでしょうか。
何センチの降雪でカオスになるのかは、いつか見てみたい気もしますね。

 ところで、当院では新型コロナの影響で当科の年末の予定手術を全て中止にいたしました。新型コロナ患者数増加により、病院の体制がフェーズ2に移行したためです。この流行状況では、患者さんの安全のために手術の制限は、やむを得ません。(以前にも書きましたが、新型コロナ感染者の肺癌手術はかなりリスクが高いとされてます。)
恐れていたことが現実になってしまい、治療を予定していた患者さんには、大変申し訳ありません。飛騨地域での初の新型コロナによる犠牲者も出てしまいました。高齢化率が33%と高い地域であり、単純に地域別の死亡率は、高くなると断言できます。当院のマンパワーも豊富とはとても言えません。帰省の人たちが帰ってきた後の正月明けでどうなるのか?皆さま、帰られる家族の帰省前の自粛生活にご協力をお願いします。
なんとか年明けからの手術治療の再開ができると良いのですが、これも当地域での流行状況次第ではないかと思います。
補足です。
当科の通常診療、入院治療は行ってます。病院全体のことは、すいませんが、コメントできません。ご了承ください。  
Posted by ChestSurgeon  at 08:05Comments(4)肺癌治療